イギリス留学中に「クリーム・ティー」と出会い、とりこになったという堀さんが、イギリスを代表するお菓子スコーンについて語ってくれました。2007/10/00


MY FAVOURITE SCONES...××

 私が始めてスコーン(scone)に出会ったのは1996年イギリスに留学していた頃です。高校を卒業して1人で乗り込んだイギリス。もともと「お菓子作りが好き」そして「バターやチーズなどの乳製品が好き」な私はスコーンという素朴で優しい味のお菓子と、クロテッドクリーム(clotted cream)というコクがあるのにさっぱりしている極上のクリームに出会いそのとりこになりました。

 アフタヌーン・ティー(Afternoon Tea)といえば、紅茶に3段のサンドイッチ、ケーキ、スコーンの豪華なセットですが、私が楽しんでいたのはもっと牧歌的なクリーム・ティー(Cream Tea)です。これはスコーンと紅茶のセットを指し、ロンドンより田舎のティー・ルームで食べるのが一般的。

 住んでいたボーンマス(Bournemouth)市街のショッピングモールで見つけた小さなお店の黒板に書かれていた「CREAM TEA」という文字や学校の遠足で訪れた田舎町で食べたスコーン、「イギリス人からスコーンの食べ方を習った」と言ってスコーンに山盛りのクリームを乗せていた友人の言葉と笑顔を今でも鮮明に覚えています。

I wonder how many scones I've ever eaten.
〜私が今までどのくらいのスコーンを食べたかは不明です〜

 帰国してから数年後、私は無茶な旅をしました。題して「アフタヌーン・ティー・ツアー」。毎日アフタヌーン・ティーを食べるという何とも楽しそうで、過酷な旅。とにかく、住んでいたボーンマスとイーストボーン(Eastbourne)で懐かしのお茶屋さんを巡りスコーンを食べる。そしてロンドンでは有名ホテルのリッチなアフタヌーン・ティーを食べる。これを続ける事1週間。最後には、甘いものを見たくないという極限状態になったのは言うまでもないですね。(笑)

 ホテル・リッツのパームコートでアフタヌーン・ティーは生のピアノ演奏があり、癒されました。ピアニストが日本の名曲「ふるさと」を弾いてくれましたが、日本人は私ただ1人。とても嬉しかったです。

 私がスコーンや紅茶を好きな理由、それはそのティー・タイムを通して感じられる穏やかで幸せな時間が好きだから…。そしてその時の人の笑顔を見ることが好きだから…。人にとって大切なコミュニケーション。あなたも感じてみませんか?

ティースタイルディレクター 堀 和枝 

【Eastbourneのおすすめティー・ルーム】
Badgers Sett / 1 Pevensey Road, Eastbourne, BN21 3HJ
通称あなぐま(イーストボーン駅近く)奥に細長い店内は、井戸端会議室でした。
Cafe Aroma / 54, Ocklynge Road, Eastbourne Old Town, BN21 1PR
住んでいた家の近所のお茶屋。1つ☆〜5つ☆の名前がついたクリーム・ティーが食べられる。 ☆が増えるほど、量が増えて、フードファイトなみ。

【Londonでアフタヌーン・ティー】
The Ritz / Palm Court, The Ritz, 150 Piccadilly, London, W1J 9BR
グリーンパークの横にある有名な5つ星ホテル。行きたい人は1ヵ月以上前に予約。もちろんドレスアップして!男性はジャケット、ネクタイ着用です。

The Lanesborough / Park Corner, Knightsbridge, London, SW1X 7TA
ハイドパークコーナーにある5つ星ホテル。要予約。こちらもピアノの生演奏あり。シャンパンと苺でスタートするアフタヌーン・ティーは圧巻。身なりを整えていきましょう。

The United Kingdom Tea Council
イギリスの紅茶情報サイト。ホテルのティールム情報はこちら。 

erikoの一言:美味しいスコーンにクロテッドクリームをたっぷりつけて食べると幸せな気分です。堀さんが作る手づくりのこだわりスコーンは本場の味に負けない極上品です。【CREAM TEA 】さんのサイトで注文できますので、是非みなさんに味わって欲しいな!



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