旅のお金
Posted: 2010年06月18日(金)05時00分22秒 | カテゴリー: 出発前の準備 | Tags: イギリス換金方法, イギリス通貨, トラベラーチェックの使い方, 国際キャッシュカード
どんな人にとっても大イベントの「海外旅行」!その中でもお金については大きな問題ですよね。どこで換金できるのか、イギリスでの支払にどういう方法があるのか説明していきます。
2010/06/18 シティバンクのワールドキャッシュなど、終了しているので新しい情報に修正しました。
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イギリスの貨幣単位
まずは通貨についておさらいしましょう。イギリスの貨幣単位はポンド(pound)です。銀行や両替所に換金しにいくと表示がGBPとなっていると思いますが、現地のスーパーでは£マークで表示されています。補助貨幣はペンス(pence)。正確にいうとpenceはpenny(ペニー)の複数形ですので、数量が1の場合は1 pennyです。
100ペンス=1ポンド。£2.60は2ポンド60ペンス(2 pounds 60 pence)という意味です。表示によっては2.60と£マークなしで表示していることもあります。
紙幣:5ポンド、10ポンド、20ポンド、50ポンド
貨幣:1ペニー、2ペンス、5ペンス、10ペンス、20ペンス、50ペンス、1ポンド、2ポンド
1ポンド硬貨はやたら重いので財布に一杯入っていると、かなり迷惑です。日本でも最近ニセ札騒動が持ち上がっていますが、イギリスでも偽札が出回っているので50ポンドなどの高額紙幣は敬遠されることがあります。受け取ってくれても店員さんがしっかりスカシを確認しますが、別にアナタを疑っているワケではありませんので、そういうモンだと思ってください。
あと、イングランドとスコットランドでは紙幣のデザインが違います。初めにスコットランドを旅行してロンドンに戻り、ショッピングなどでスコットランドの紙幣を使うことは可能ですが、しっかり確認されたり慣れていない店員に「使えない」と言われることがあるかも…。
イングランド、スコットランド、北アイルランドはデザインが違っても「ポンド」ですが、お隣の国アイルランド共和国(Republic of Ireland )の通貨は「ユーロ」なので「ポンド」は使えません。ちなみにロンドンやグラスゴーの大都市の大きなお店ではユーロ表示もされていますのでユーロも使える様子。
実際にイギリスで使えるお金を調達するには以下の方法が考えられます。
1.日本で円(JPY)をポンド(GBP)に換金する。外貨およびトラベラーズチェック(T/C)
場所:大手銀行、郵便局など
一番確実な方法です。三井住友、みずほ、UFJ、東京三菱などの銀行に行くと専用コーナーがあり、自動販売機でも外貨を購入できます。係員がいるので換金の仕方がわからなければ、親切に教えてくれます。50ポンド・パックとか100ポンド・パックなど、まとまった金額が売り出されているので、それを為替レートで算出した額に手数料(5~10%ほど。銀行によって異なる)を加えて支払います。ここら辺の計算はもちろん銀行がやってくれます。
ちなみにニュース報道や新聞に掲載されている各国の為替は『仲値(なかね東京外国為替市場での銀行間取引レート)』と呼ばれるもので実際私たちが換金するレートとは異なります。銀行で日本円を外貨に換金する場合、当然手数料もかかるので新聞掲載のレートはあくまでも参考としてください。
トラベラーズチェック(T/C)の場合も大手銀行や郵便局で購入します。金種(10ポンド、20ポンド、100ポンドなど)と枚数の組み合わせです。トラベラーズチェックの長所と短所は表裏一体。トラベラーズチェックには2箇所サインする場所があり、1箇所は日本にいるうちにあらかじめサインしておきます(赤で囲った部分 “Sign herer immediately upon receipt of this travelellers cheque” と書かれている部分)。現地で利用する時はパスポートを見せて、トラベラーズチェックのもう一カ所(下の青い囲いの部分 “countersign here in presence of person cashing” と書かれている部分)にに自分でサインをして支払います。
少々面倒くさいですが、紛失・盗難にあっても再発行してもらえるのが良いところ。ただし小さいお店では使えないことも多く、現地でトラベラーズチェックを換金する際には手数料がかかります。現金は盗まれたらオシマイですが、トラベラーズチェックを紛失・盗難した場合には現地警察で盗難・紛失証明書を作成してもらい、トラベラーズチェックの発行元(ビザ、アメックス、マスターなど)に連絡をとりましょう。
2007年の渡英で生まれて初めてトラベラーズチェックを利用しました。とはいえ、上記に述べたようにヨーロッパではT/Cの使い勝手は良くないので、100ポンド分(20ポンド×5枚。郵便局で購入。アメックス)をヒースロー空港ですべて現金化。以前はロンドン市内でもトラベレックスで換金する場合は手数料無料でしたが、2007年4月から軒並み手数料が発生するようになった模様。とは言え、今の所ヒースロー空港荷物受取所のトラベレックスは手数料無料なので、そちらで換金してください。
お店でT/Cを使う場合は手数料はとられませんが、「20ポンド以上購入の場合はT/C利用可」というような決まりがあるので、お店の人に尋ねてください。店のお兄ちゃん・お姉ちゃんはT/Cの処理ができない場合がほとんどなので、奥からマネージャーがでてきます(笑)。
※ 日本の国際空港内には郵便局、銀行ともに窓口があるので、そちらで外貨・トラベラーズチェック(T/S)の手続きをすることもできます。詳しくは各銀行のホームページをチェックしてみてください。新千歳空港、成田空港(第1ターミナル)、羽田空港、関西空港の郵便局はポンド建ての外貨両替・トラベラーズチェックサービスを行っています。
2.イギリスで円をポンドに換金する。
場所:ヒースロー空港、街の中の両替所、銀行など
日本で円をポンドに換金できるなら、イギリスで円をポンドに換金することもできます。ただし、空港についてすぐに「喉が乾いた」、「地下鉄に乗る」などでポンドが必要になりますから、少しは日本でポンドを購入することをオススメします。
日本で換金するのとイギリスで換金するのと「どちらがトクか」ということが良く聞かれますが、ヒ-スロ-空港やホテルはあまり換金率が良くないですし、たくさんの外国人観光客が列をなして待っていることもあります。ロンドンの街の中にはレートが良い両替所も存在するのは確かでしょうが、「換金レートが良い両替所」を探してウロウロするのが得策かどうかはわかりません。旅行中は『時間』も重要ですものね。
3.国際キャッシュカード
場所:イギリスのATM・CDで現金引出し
シティバンクのワールドキャッシュサービスは2008年に終了してしまいましたが、色々な都市銀行が「国際キャッシュカード」を発行しています(みずほ銀行、東京三菱銀行、新生銀行、UFJ銀行、三井住友銀行、シティバンク)。日本の預金口座から直接現地のATMでお金が引き出せます。
海外旅行に大量の現金を持っていくのはおすすめできません。ロンドンには”PLUS”や”Cirrus(シーラス)” 表示のATMがいたる所にあるので、お金を引き出すには大変便利!道路に面したATMでお金を引き出すのが不安なら、銀行やスーパーマーケット内に設置されたATMを利用すると良いでしょう。自分が利用する国際キャッシュカードが、”PLUS”、”Cirrus”のどちらに対応するか調べてください。
国際キャッシュカードは銀行によって「引き出し手数料=1回引き出すごとに発生」が異なります。あと、銀行間のポンド-円の換金に「両替手数料」がかかり、こちらも銀行によってレートが異なります。
■大変参考になるサイト:まるごと上海「国際キャッシュカード(インターナショナルカード)はどれがいい?」
※ATM利用時の注意:お金を引出す場合には不審なものがないか、カード挿入口に針金などの細工はないか、後ろや横にいる人から覗かれていないか、などをチェックしてから暗証番号を入力してください。片手で隠すようにして入力したほうが良いです。出てきた金額もなるべくわからないように、サッとしまってください。
4.現地でのキャッシング
場所:イギリスのATM・CDで現金引出し
国内のクレジットカードにはVISAやMASTER、JCBなどが一緒についています。これらがついているカードは海外でショッピングにも便利ですし、海外ATMでのキャッシング機能がついているものが多いです。国際キャッシュカードを作るヒマがない場合は良いのではないでしょうか?キャッシング用の暗証番号設定などが必要となりますので、お持ちのカード会社に確認してください。
あと、国際キャッシュカードの種類と引き出す金額、タイミングなどによっては、クレジットカードでキャッシングした方がお得な事も考えられます。もちろんクレジット・キャッシングの返済はリボではなく一括返済で…。1回の引き出しに210円かかって、さらに両替手数料が高めの国際キャッシュカードもありますし…。ここら辺は自分の持っているキャッシュカードとクレジットカード会社に利率や手数料を問い合わせるなどして、自分で研究してみてください。
5.クレジットカードでの支払い
場所:イギリスのお店
経験的にこれが一番お得感があります。旅行中に現金なし、クレジットカードのみで過ごすことは難しいですが、VISAやMASTERがついたクレジットカードなら比較的小さなお店でもOKなことが多いです。カードを紛失・盗難してもゴールド会員などは現地で再発行してもらえます。署名は日本語にした方が真似されにく不正利用を防げます。サインをする前に金額があっているかチェックする、「間違えたのでもう一度サインを…」などと言われた場合には、間違えた方の用紙を目の前で破棄してもらうなどの注意は必要です。
決済の締め日があるので支払は大抵日本に帰国してから余裕があるし、現金で円をポンドにするのにかかる手数料よりクレジットの手数料の方が断然安い。カードを使った日のレートで換算されるのではなく決済処理された日のレートが適応になるのですが、レート自体がお得な気がします。短期間でヒドク円安になった場合は「損したな~。」と思うかもしれませんが、そんなことってあまりないです…。海外旅行保険が付帯していたり、アシスタントデスクが充実していたり特典が色々あるので、1枚くらい持っていた方が良いでしょう。
6.で、結局どうよ?
これはホント人によりけりだと思いますが、一つの手段より複数の手段を組み合わせて海外旅行に行くのが良いと思います。私はどうも「トラベラーズチェック(T/S)」は面倒くさい気がして、一度しか使ったことがありません。私は必要最低限の円を銀行でポンドに替えて、現地でのショッピングやレストランでのお食事はクレジットカード。パブや交通費に使う現金が不足してきたら、国際キャッシュカードやクレジットカードのキャシングでATM引出し、という形をとっています。
オマケ:便利なキャッシュバックだけどデビットカードじゃないとダメなのね
「スーパーで買い物をしよう!」コーナーに加筆したので読んで欲しいのですが、スーパーマーケットで買い物をするとキャッシュバックというサービスを利用できます。買い物の合計金額に自分で好きな額(10ポンドとか35ポンドとか)上乗せして、クレジットカードにチャージしてもらい、その分を現金でもらうのです。2005年のスコットランド旅行でためしてみたのですが、日本のクレジットカードではこのサービスは使えません。イギリスのスーパーマーケットWaitroseで確認したところ、SwitchあるいはVISA/DELTAなどのデビットカード機能っがついたものじゃないとダメみたいです。残念!


