イギリス研究会(British English & Culuture Study Group :略称:BECS)メンバーのゆきこさんが初めてイギリスを旅行した時の模様をレポートしてくれました。最後の方には「おいしかったものランキング」などもあるので、あなたのロンドン旅行プランニングにお役立てください!

2007年4月 レポート:ゆきこさん(BECSメンバー)


出発の日

 早朝8:00、千歳出発の便で関空へ向かい、直行便でロンドンへ。私の場合、JAL悟空のユースでチケットを取ったので10万円ほど(燃料代、空港税代込)という格安料金で行けました。
 お正月らしくJAL機内では、おとそが振舞われました。運悪く30分遅れでロンドン到着。ヒースローでは予想通りの入国審査の長蛇の列が待ち受けていました。ATMを探し、新生銀行のキャッシュカードで80ポンド引き出し、予約していたHotelink(2007/12現在名称が変更になり、dot2dotになりました)のミニバン(往復で36ポンド)に乗るためカウンターを探しました。

あれ!?ホームページで場所を確認したはずなのに見つからない・・・(汗)

 空港のインフォメーションセンターで場所を聞き、やっと空港のはずれにあるカウンターを発見。乗るはずのバンがもう出てしまっていたので、次のバンを待つハメになりました。到着が相当遅れそうだったので関空でレンタルした携帯でホテルに遅れる旨を告げ、暇な時間を潰すためマークスアンドスペンサーでお買い物。(とはいっても、水だけを購入)

 車内ではオーストラリアから来たカップルと運転手さんが大盛り上がりで話をしていました。運転手さんが観光案内を始め、ハロッズやフォーナムアンドメイソンの場所やロシア人のスパイが殺されたスシバーの跡地(もう潰れていたので)を教えていました。
 「ラッキー」と思いつつ私も便乗し、すっかり観光気分。8時過ぎにやっとホテルに到着。ロンドンブリッジホテル(London Bridge Hotel)という、その名のとおり地下鉄ロンドンブリッジ駅の近くにあるホテル。小さいながらも清潔でホテルのスタッフも親切でした。部屋も評判の悪いロンドンのホテルにしては広めでした。残念なのは、バスタブがなくシャワーのみだったことくらいです。
【erikoのコメント】イギリスのホテル、B&Bはシャワーのみというところが結構ありますよね。バスタブ付きが良い人は確認することをお薦めします。 PR:海外ホテル料金比較&予約

 もう遅く、疲れ果てていた私はパブに繰り出す気力もなく、ホテルの部屋で悲しくテレビを見るはめに。適当にチャンネルを回していたら、面白そうな番組を発見。タイトルは、『Just The Two Of Us』オーディション番組でした。プロの歌手と素人が組み合わさって、オーディションを勝ち進んでいくという番組でしたが、審査員が面白い。4人いるうち、まともな人は1人しかいません。他の3人はとんでもない毒舌家で、優しそうな笑顔のままで毒を吐く。観客のブーイングにもめげず、毒を吐く。

 忘れられないコメントは、「とても退屈だったわ。退屈すぎて、私、途中で寝ちゃいそうだった」。極めつけは挑戦者の一人。なんと、70は余裕に過ぎていそうなおじいさん。立っているのもやっとにみえるのに、元気に歌い、ステージ中を使い踊りまくる。しかも、一緒に歌う女性歌手にキスまでする元気さ。歌声とあっていない口の動きが不思議で、私は画面に釘付けに。
 その日から、8時30分(番組が始まる時間)には、ホテルにスタンバイするという、健康的?な日々が始まりました。イギリスのテレビは中々面白いので、滞在したときは是非、ご覧になってみてください。
【erikoのコメント】今BBCのサイトを見てきたのですが、そのおじいさんってJohn Bardon?BBCのご長寿ドラマ『East Enders』の重鎮の一人です。俳優ですがモチロン歌手ではないので…。


1日目

 朝は、張り切って7時に起き、シャワーを浴び、朝食を食べに地下のレストランに下りました。人間とは不思議なもので、楽しみを目の前にすると、時差ボケにならないのか、単に感じないのか、とにかく体内時計が上手く調整されるようです。
 朝食はコンチネンタルだと思っていましたが、ビュッフェスタイルで、ソーセージやスクランブルエッグまで食べることができました。美味しかったのはマッシュルームをソテーしたもの、ソーセージとデニッシュでした。毎朝、フルーツをたっぷり採れたのも、ビュッフェスタイルのうれしいところ。

 その後、張り切って9時20分頃出発(地下鉄のオフピーク券が9:30からだったもので…)。ところが、地下鉄駅の入り口がふさがっている!?あわてた私は、行き先を大英博物館からホテルから歩いて行けるテート・モダン(Tate Modern)に。ところが私は方向オンチ。『地球の○き方』の地図を片手に迷っちゃいました。30分ほど迷った果て、見かねたイギリス人のおじさんが近くまで送ってくれました。

 地下鉄の入り口がふさがっているのは、その後も良く見かけました。たとえば、駅から出るときは開いていたハロッズに一番近い出入口が、ハロッズからの帰りには閉まっているということもありました。理由はよく分かりませんが、駅自体が閉鎖されていることはなかったので、ほかの出入り口を探すのが、この場合、賢明だったのだと思います。
【erikoのコメント】あら、そうなのね〜。昔は小さな駅だと「○○曜日はクローズ」なんて所もありました…。

 テート・モダンは、5階からチューブ状の滑り台があって楽しそうでした。しかし私はたった一人だったため、荷物を持ってくれる人が誰もいず、断念!絵は、ピカソの泣く女を始めとした現代絵画の名作が置いてあり、楽しめました。展示の仕方も凝っていて、中々よかったです。

 昼食の後、セント・ポール大聖堂に行き、無論、回廊の頂上まで登ってきました。絶景を満喫し、歩いてでも行けるロンドン塔に行き、世界一大きいダイヤ、アフリカの星を見てきました。入場料は15ポンド・・・・・・・日本円で、3,570円・・・・・・高い!!!帰国後、クレジットカードの明細を見た私は、240円に迫る勢いのポンド高の恐ろしさを実感しました。

 ホテル(ロンドンブリッジ近く)から、テート・モダン、セント・ポール大聖堂、ロンドン塔、ホテルと、すべて徒歩。さらにホテルに帰るまでに2時間近く歩いてしまったのでした。その日の夜から、ひどい筋肉痛に悩まされることとなった私。(冷静に考えれば、タクシー使ったほうがよかったのでしょう)

2日目

 今日こそ念願の大英博物館( The British Museum)へ!1日目の反省を踏まえ、ホテルのコンシェルジュに行き方を教わりましたが、最寄りの駅から向かおうとしたところ、また迷ってしまい道を聞く羽目に・・・・・(泣)。

 なんとか辿り着いた大英博物館。有名なだけあり、見ごたえがありました『地球の○き方』の忠告に従い、全て見ようとはせず、私が見たかったエジプトとギリシャ、ローマを中心に見て回りました。博物館では頻繁に無料でのツアーを行っています。エジプト展の入り口に時間の案内がありました。

 私の場合、ツアーを目ざとく見つけ、途中から紛れ込み、時間がなかったので終了前に立ち去るということをしましたが、参加者が多かったのでそれほど目立ちませんでした。内容は、あまり有名ではない展示物の説明をしてくれていて、興味深いものでしたが、急いでいたので泣く泣く立ち去りました。朝一に行って、興味のある展示のツアーをチェックし参加すると楽しいと思います。

 その後、地下鉄に乗り、ナショナルポートレートギャラリー(National Portrait Gallery)ナショナルギャラリー(The National Gallery)を見てきました。ナショナルポートレートには、ビートルズの写真から、かの有名なエリザベス女王の肖像まであり楽しめました。そして、あまり知っている人はいないと思うTSエリオットの肖像画。こんなものが見られるとは思っていなかったので感激でした。

 その後、ナショナルギャラリーでルネッサンス絵画を見ていたのですが、美術館の一部が閉館となったため興ざめし、翌日また行くことにしました。美術館の地下にある、セルフサービスのお店で、サラダと水を買い一休み。

 帰りは、お約束でトラファルガー広場を一周し、すっかり観光気分。足が痛かったので、ヴィクトリア・アルバート博物館に行く気力がなく、結局、ホテルに帰り、『Just The Two Of Us』を見る羽目に。

3日目

 前日の悔しさを晴らすため、再びナショナルギャラリーへ。ちなみに、美術館では、有料展示をやっていますが、私はお勧めできません。理由としては、2000円以上という値段の高さと、無料の常設展の数の多さです。ロンドン在住という方ならともかく、観光客には常設展で十分かと思います。節約のため、音声ガイドは借りませんでしたが、展示に張ってある説明文だけで、十分楽しめました。

 その後、トラファルガー広場を一周し、ベルーゴ(Belgo)というベルギー料理店で昼食をとった後、マークスアンドスペンサーで、お土産のチョコレートを買い、バッキンガム宮殿を外から見学。ヴィクトリア&アルバート博物館(Victoria and Albert Museum)へ。ここもまた、広い!足の痛みに耐えながら、見回ると・・・・大英帝国の偉大さが垣間見えます。ここは、ルーベンス絵画と、服や家具の展示が楽しめます。その後懲りずに、ケンジントン宮殿の近くにあるオーランジェリーティールームへ。閉店間際に駆け込みました。
【erikoのコメント】ベルゴなんだかベルーゴなんだか…よくわかりません。コヴェント・ガーデン界隈にあるムール貝の店です。レストランというよりはビール園のノリなので、大勢でワイワイやるのが楽しいです。スタッフはフレンドリーで貝も上手い。フライドポテト(イギリス英語ではチップス)がイヤならマッシュ・ポテトにしてくれます…(笑)。
 

4日目

 この日は、テート・ブリテン(Tate Britain)で、イギリス印象派の作品、ミレ、ターナーの作品を楽しみました。広くはありませんが、良い作品がたくさんあります。その後、ウォレス・コレクション(The Wallace Collection)を楽しむ前に、併設のカフェで食事を取りました。混んでいたのか相席だったのが、気になりました。ウォレス・コレクションはコレクションの質もさることながら、個人の邸宅をそのまま美術館にしたため、雰囲気が楽しめます。

 その後は、オックスフォードサーカスから、ピカデリーサーカスまで買い物三昧。ラッシュでバスボムを買い、プレスタットとメゾンドショコラでチョコレートを買いました。そして、フォーナム&メイソンでセールをやっていたので、お土産のジャムと果物ソースと紅茶を買い、ハロッズへ。そこでも、チョコレートを買ってしまい(ヨーロッパメーカーのチョコは、ポンド高でも、日本で買うより安いのでつい)私の両手は、荷物でいっぱい。多少後悔しつつ、併設のカフェで紅茶を楽しみました。

 ちなみに、その日私が買ったチョコレートランキングは
1.メゾンドショコラ
2.ゴディバ
3.プレスタット
です。ブランデーチェリーが好きなのですが、今のところ、ゴディバが一番、美味しいです。マークスアンドスペンサーで買ったチョコレートバーも、甘い!という感想もありましたが、割と美味しかったようです。ポップコーン入り、コーヒー味、キャラメル味だったと思います。

 海外でお菓子を買うときの極意は、ミントとシナモンは避けることだと思います。日本人に評判が悪いのと、私も一度もらって思いっきり不味かったからです。

【ロンドンで食べる】

☆美味しかったものランキング☆

1. 赤キャベツのリゾット フォアグラのソテー
 これは、大英博物館のレストランで食べました。メニューには赤キャベツのリゾット、フォアグラというリゾットメインの不思議な書き方をしていましたが、フォアグラも大きめで美味しかったです。リゾットもお米が大粒で、感触が日本のお米と違い、プチプチ?とした感じが美味しかったです。しかも、アクセントの松の実がマッチして、私が今まで食べたリゾットの中で上位に入る味でした。
 ここのレストランでは、他にパンプキンスープとデザートを頂きました。スープは濃厚で、美味しかったです。デザートは杏のフリットにアイスを添えたものでした。見た目は最高に良かったのですが、味がちょっと微妙でした。
2. ブルーチーズのサラダ
 ナショナルギャラリーのセルフサービスのお店で買ったサラダ。これが美味しかったです。600円程度でしたが、これでおなかいっぱいになりました。ブルーチーズの塩気がちょうど良く、上に乗ったビーツの甘みが合わさって、いろいろな種類の野菜が食べられた上、本当に美味しかったです。
3. チョコレートパフェ
 ウォレス・コレクション併設レストランで頂きました。濃厚チョコレートソースと濃厚生クリームと、アイスも美味しくて、久しぶりに美味しいパフェを頂きました。

☆これはなかったんじゃない?微妙なお味のものランキング☆

1. 一日目にその辺のデリで買ったサラダ
 オニオンが辛く、オイルの使いすぎでくどかった。食べ物が捨てられない私が久しぶりに半分も食べずに捨ててしまった。
2. チコリのサラダ
 ウォレス・コレクション併設レストランで頂きました。チコリにブルーチーズで作ったドレッシングを合わせたものですが、チコリがレタスの芯の味しかせず、食べるのが辛かった。
3. デパートのセルフサービスのお店で飲んだジュース
 絞りたては良かったのですが、ぬるかった。
4. オーランジェリーティールームのケーキ
 とにかく甘かった(泣)

【レストランリスト】

・ テート・モダン − アヒルのローストとデザートにチョコレートケーキを頂きました。全体的にくどかったです。(私のメニューの選び方にも問題があった気がします。日本人にはデザートはいりません)それにしても、脂の多いアヒルに、濃厚な付け合せ(卵を使ったもの)はクドすぎる。
・ 大英博物館 − 一番いいレストランだったような気がします。雰囲気も明るく、スタッフも親切でした。(ここでもやはり、デザートは要りません)パンは、オリーブ入りや、プレーンなもの、何種類か用意してあり、オリーブオイルをつけて食べます。
・ ベルーゴ − ムール貝の料理が有名な、ベルギー料理のお店です。ムール貝は美味しかったです。フライドポテトがたくさん付いてきます。ただ、店内が混雑して、落ち着いて食事のできる雰囲気ではありませんでした。
・ ウォレス・コレクション併設カフェ − パフェが最高に美味しかったです。早い時間から開いているので、混雑する前に行くのがお勧め。温室のような中庭は、雰囲気が良いです。パンとジュースも美味しかったです。
・ オーランジェリーティールーム − ケーキの甘さのせいか、あまりお勧めできません。紅茶は普通。スコーンは柔らかいタイプのものが出てきました。上のウォレス・コレクションでも、アフタヌーンティーメニューがあるので、そちらのほうがお勧め。

 美術館めぐり重視だったため、美術館併設のレストランやカフェに行くことが多かったです。後悔ポイントは高くついてしまったことです。パブランチのほうが、安く済んだかも知れません。もしくは、ホテルに戻ってから、パンとチーズとハムとサラダを楽しむのも、よかったでしょう。

【どうやってお金を持っていくのが得?】

 今回は、新生銀行のキャッシュカードで80ポンドをおろして使った他、クレジットカードを主に使いました。このサイトの記事で「クレジットキャッシングがお得」とありましたが、私は生理的にクレジットキャッシングが嫌なため、断念。レートを見ると
■クレジットカード − 1ポンド=238円(現地にて1月2日)
■新生銀行キャッシュカード − 1ポンド=242円(現地にて、1月1日)
  ということで、クレジットカードのほうがお得なようです。
【erikoのコメント】ポンド現金を手にしたい場合、下手にワールドキャッシュや円からの換金をするよりはクレジットカードキャッシングのほうがお得ということを別ページで書きました。しかし円-ポンドの換金レートだけでみるとクレジットカードで普通に買い物をするのが断然良いです(同ページで既述)。
 新生銀行はVISAの換金レートに4%の手数料が乗っていますが、引出し手数料は取られないため現金が必要な場合はシティバンクのワールドキャッシュよりかなりお得でしょうね。

【現地情報】

 コートールド美術館のあたりでATMを探したのですが、スキミング犯罪が多発しているので「やめたほうがいい」と忠告されました。怖くなって、関空に着いたとき真っ先にATMに向かい新生銀行の口座に入れておいたお金を引き出しました。海外でATMを使うときは気をつけたほうがよさそうです。
クレジットカードとキャッシュカードの暗証番号は、日本に帰ったら変えたほうが無難でしょう。

【役に立ったものランキング】

1 傘 − 天気が変わりやすいロンドンでの必需品。『地球の○き方』には、ロンドンで傘を使う人葉いないと書いてありましたが、たくさんの人がさしていました。安心して、傘を使ってください。
2 ガイドブック兼地図 − 地図は必需品。ホテルによりますが、私の泊まったホテルでは、地図を貰えました。ロンドンは、私のような方向オンチにとって、迷路のよう?なので、地図なしでは歩けませんでした。
3 携帯電話 − 部屋の電話を使うよりも安上がりで、何かあったときにも安心。レストランの予約から、何かの問い合わせにも便利。

 旅のコツとして、「マヨネーズ、使い捨てのお皿や、果物ナイフ、フォーク」を持って行くとスーパーで野菜を買って簡単に食べられると教えてもらったことがありましたが、イギリスの場合、テイクアウトのお店や出来合いのサラダがたくさんあったので必要性はあまり感じませんでした。ただ、旅を安く抑えたい場合、便利グッズになるかもしれません。

【erikoのコメント】ゆきこさん、レポートTHANKSです!かなり積極的にロンドンを楽しまれた様子。次回は是非イングランドの田舎にもチャレンジしてくださいね。


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