05/08/30 レポート:Phil ※原文を読む  訳:eriko

■ウェールズ ― 南ウェールズ

 グレートブリテンを構成する三つの地域の中で、おそらく一番名の知れていないのがウェールズ(Wales)だろう。旅行の計画にウェールズを入れる観光客はほとんどおらず、城とか自然の景色を見ることができるスコットランドが好まれる。しかし、ウェールズはロンドンに近いだけでなく、昔ながらの山の多いカントリ−サイドやドラマチィックな海岸線、多くの城、美しいリズムを持ったユニークなアクセントで話すフレンドリーな人々にあふれた場所だ。ウェールズに入るとすぐにそこが既にイングランドではないと分かるハズ。辺りには名状し難い何かが漂っている。多くの人が愛してしまう忘れられないウェールズの雰囲気だ。

 ウェールズ(ウェールズ語ではCymru:カムリ)の歴史はとてつもなく長く奇妙な出来事に満ちている…アイルランドの高名、聖パトリックは実際にはウェールズ人だということを知っているだろうか?ウェールズの旗の赤い竜は聖ジョージによってイングランドから追い出され、ウェールズに逃げて来たと言われている。他にもイギリスで一番長い名前を持つ駅が北ウェールズにあるのはご存知だろうか?ウェールズの標識は英語と昔のウェールズ語(理解できる人がほとんどいないのに)両方で書かれていることは?

 さぁセヴァーン川(River Severn)を渡り素晴らしきウェールズへ!まずは南ウェールズからスタートしよう!

 ウェールズで多くの人が訪れるのは首都カーディフ(Cardiff)。ここ数年でカーディフはファッショナブルで文化的な街になった。主な観光スポットは「カーディフ城(Cardiff Castle )」。都合の良いことに小さな街の中心にある。メインのショッピングエリアのすぐ隣、駅からも遠くない場所に堀や高い塀があるのを発見するだろう。城は贅沢に装飾されたヴィクトリア朝の建物を含め、異なる時代、異なる様式の建物が混在していて興味を引かれる。城の隣にはビュート公園(Bute Park)タフ川(River Taff)がある。

 カーディフのユニークな点はアーケード街にある。合計6つあるガラス屋根の細いショッピング通りはヴィクトリア朝とエドワード朝時代に作られ、今では小さな専門店が軒をつらねている。
 新しく造成された広い並木通りの終わり、中心街から少し離れた場所には再開発されたカーディフ・ベイ(Cardiff Bay)エリアが広がる。ここには注意を引くような新旧の建築物、科学博物館それにおいしいフィッシュ&チップス屋がある。暖かな午後に散歩するにはもってこいの場所だ。

 街を出るとすぐにウェールズの美しい田園風景を目にするだろう。ウォーキングや自然が好きなら、ブレコンビーコンズ国立公園(Brecon Beacons National Park)がオススメ。あたりをドライブすると原野に野性のポニーや小さな古代の教会、吹きさらしの列石を発見できるかもしれない。これらはローマ人が来る数千年前まで遡ることができるウェールズの歴史の遺物。

 歩くならマウンテンセンターからスタートして原野や丘を渡ってハイキングしよう。そうそう山を登るのも忘れてはならない。山はどれもそれほど高くないが眺めは最高だ。ペニファン山(Pen-y-fan)は南ウェールズで最高峰だが、標高たったの886メートル。A470号線沿いのストリーアームズ・ビジターセンター(Storey Arms visitors centre )からスタートするもっとも人気のあるルートで1、2時間しかかからない。

 カーディフからそう遠くない場所で面白い場所がまだ沢山ある。セント・ファーガンズ(St Fagans )にあるウェールズ民族博物館(The Museum of Welsh Life )には30もの古い建物がウェ−ルズ各地から集められ、修復されて展示してある。全て中に入ることができるし、過去数百年間ウェールズの人々がどのように暮らしていたのか知ることができる。ビッグ・ピット(Big Pit)では本物の炭坑内に降りてゆけるし、地下には機械や炭坑ポニーがつながれていた厩もある。地中が気に入ったらダニロゴフ洞窟(Dan-yr-Ogof caves)※1にも行ってみよう。洞窟は美しく照らされおりとても大きく、地下の滝もある。

 真の南ウェールズを楽しみたいなら、谷や昔の炭坑町を訪ねてみるといい。これらの炭坑町は一度は何千もの炭鉱夫やその家族で賑わい栄えた町だ。残念なことにすべての炭坑が閉鎖され仕事が乏しくなった今では貧しく衰退した場所となった。辺りの美しい景色を楽しみながら、これらの町を上手く巡るには55マイル(88キロある)タフ・トレイル(Taff Trail :カーディフ・ベイが起点)の一部を歩くか自転車で巡るのが良いだろう。

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※1:from eriko 日本語表記をどのようにするか悩みました。 http://www.showcaves.co.uk/pages/dyocave.html  ←のサイトで英語とウェールズ語の発音が聞けるので、「ダン・イル・オゴフ」ではなくて「ダニロゴフ」にしましたが日本での通称をご存知の方は「みんなの掲示板」で教えていただけるとウレシイです。

★リンク
http://www.visitwales.com - ウェールズ観光のオフィシャルサイト
http://www.cardiffcastle.com - カーディフ城の詳細は
http://www.south-wales.org.uk - 南ウェールズのサイト
http://www.walkingbritain.co.uk/walks/wales/index.shtml - ブレコンビーコンズを含めウェールズのウォーキング情報が満載
http://www.wales-underground.org.uk - ビッグ・ピットやダニロゴフ洞窟などの情報
http://www.tafftrail.org.uk - タフ・トレイル55マイル全行程の詳細




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