erikoのオススメ!ロンドンのパブ:Holborn ホルボーン周辺

2006 2/14 レポート:eriko

 歴史があるとかそーいうことじゃありませんが、「食べ物がオイシイ!」とお薦めできるのがこの「The Ship Tavern」 です。地下鉄ホルボーン駅のすぐ近くなのですが、裏道なのでちょっとわかりづらいかもしれません。サイトの方には地図もあるので参考にしてください。

 たまたまサー・ジョーン・ソーン・ミュージアムの帰りに見つけたPUBなのですが、外に「バーガーとパイに自信あり!」みたいな黒板がありました。ウソかホントかわからないけど外見は素敵なパブだったので試してみる価値あり!と思ってトライ!

ランチの時間は12時〜15時。 以前から食べてみたかった「パイ&マッシュ(pie & mash)」がありました。Chicken & Leek(チキン&ネギ), Beef & Guiness(ビーフ&ギネス), Steak & Stilton(ステーキ&スティルトンチーズ), Lamb Mint & Rosemary(ラムミント&ローズマッリー), Vegetable(野菜)などの種類がありお値段は7、8ポンド。付け合わせは湯で野菜かMushy Peas(エンドウ豆をつぶしたもの)かを選べるのですが、あまり食べる機会がないMushy Peasを頼んでみました。

 サックリとしたパイ生地の中にギネスビールで柔らかく煮込んだ牛肉の塊がどっさり入っています。上に蓋をするようにマッシュドポテトがてんこ盛り。いやいや、しかし美味しいっす〜!!マジで。塩加減も丁度良く、ずんだのようなMushy PeasもVery Good。後でお腹が張りそうなのが難点ですが、お世辞なしに旨いのです。

 このパブのコースターが"THEAKSTON(シークストン)" だったのでハーフ・パイントの"THEAKSTON BITTER"を頼んでみました。フルーティだけど独特の風味があるので私は苦手でした〜。店の雰囲気もとても良いのでビールだけ飲んでも楽しいと思います。

The Ship Tavern
12 Gate Street, Holborn, London
WC2A 3HP
http://www.theshiptavern.co.uk/

Philのオススメ!ロンドンのパブ:Holborn ホルボーン周辺

2005 1/12 レポート:Phil ( photographs by Phil Taylor) 原文を読む/ read in English

 英国のパブがユニークなことはみんな知っている。でもイギリスでは「パブはパブ」で、どのパブも似たように思われているのではないだろうか?実際はそうではない。ロンドンだけでも何百件という数のパブが存在するが、それぞれ異なっている。それぞれに違った見栄えのお店で、様々なお客が色々な種類のビールを飲むべく、これまた様々に異なる料金を払っている。パブに行けば人や文化、歴史について多くを学ぶことができる。

 歴史的にユニークなパブの種類としてあげられるのは "Gin Palace ジン・パレス" だ。17世紀のイギリスはワインやブランデーなどフランスのお酒の多くが禁止されていた。なので1800年代頃までに多くのパブはイングリッシュ・ジンのみを売るお店に変わっていった。ヴィクトリア時代には通りすがりの人々の気を惹くために、ガス灯や鏡、ガラスやタイルで豪華に装飾された。20世紀になると多くのジン・パレスは元の装いのパブに戻っていったが、ジン・パレスのいくつかはとても良い状態で残っている。ロンドンで必見のひとつが 208 High Holborn WC2(ホルボーン駅からオックスフォード・ストリート方面に歩くと左側)にある "The Princess Louiseプリンセス・ルイーズ"だ。(左の写真)

 1872年に建てられたこのパブは概観は大して面白くないが、中に足を踏み入れた瞬間から目には様々なものが飛び込んでくる。絵が描かれたタイルやガラスの彫刻で装飾された高い天井から床まで、目に付くものすべてが当時の名匠の作品。ヴィクトリア時代の職人技の殿堂だ。なにしろトイレまで美しい!バーは楕円形でミニチュアの時計塔が付いた「バー・ワゴン」が呼び物だ。その後ろは元の「パブ店主のオフィス」になっており、とても珍しい。バーができる前は貯蔵庫の樽からそこにビールがくみ上げられ、それからウェイトレスがお客さんのところまでビールを運んだ。このパブではオイシイ上に比較的安い "Sam Smithsサム・スミス"ビールが飲める。

 ホルボーンエリアのオススメのパブをいくつか紹介しよう。94 Lam's Conduit Street WC1の "The Lamb ラム"はステキなパブだ。(動物ではなく)1577年この地域にきれいな水を入れるため水路を建設したSir William Lamb ウィリアム・ラム卿の名前が由来している。ただのジン・パレスではなく、ロンドンでも有数の素晴らしい内装を持つ1894年創業のパブだ。

  バーラウンジに行って注文するとき、バー越しに小さな窓があるのを発見するだろう。その小窓は結構低い位置にあり、窓に向かって話しかけるか腰をかがめて下の方から話しかけなければならない。"snob screen スノッブ・スクリーン" と呼ばれるもので、スクリーンを下ろせばスタッフに顔を見られないで済むのだ!ヴィクトリア時代の英国は階級制が厳しく、飲んでいるお客を分けるための木やガラスのセパレーションとスノッブ・スクリーンが沢山のパブに備わっていた。

  "The Lamb"には既にパーテーションはないが、今でもいくつかのセクションに分かれており、後ろのほうにダイニング・ルームがついた心地よい部屋、グリーンのレザーソファーがある座ってくつろげる部屋、蹄鉄の形をしたバーカウンターの前に小さな丸いテーブルが並べられた場所がある。壁には黒光りする柱や古い写真がたくさんあり、食べ物もおいしい。"Young's beer ヤングズ・ビア"もオススメだ。

 22 High Holblrnにある "The Cittie of Yourke シティ・オブ・ヨーク"も古いパブだ(写真:時計がついた建物)。建物の一部は1645年からあり、この場所には1430年からInn(宿屋)もある。中に入ると廊下があり、正面のバーは結構小さめだ。これはパブの典型的なスタイル。しかし廊下の一番端に "The Long Bar ロング・バー" があってこちらの方が特別である。

 1900年代初頭、装飾的なジン・パレスに人々が飽き、またシンプルなスタイルのものを欲した。その結果できたのが「Innスタイルに戻れ」というもので、ロング・バーがその良い例だ。中世のバンケット・ホールのようになっていて、梁があってとても高い天井、むきだしの床、ウッド・パネルと小さなブースにはそれぞれライトと念入りに仕上げられた鉄のオブジェがついている。名前の由来も興味深い。昔、このパブは近所の違うパブの所有だったのだが、サム・スミス(ビールメーカー)が手に入れたとき名前も盗用してしまったのだ。

 ここまで装飾的なジン・パレスとシンプルな「Innスタイルに戻れ」タイプを見てきたが、さらに居心地が良くもっとシンプルな典型的イギリスのパブを紹介しよう。王立裁判所の近くに行ったら、すぐ後ろの 53 Carey Street WC2にある "The Seven Stars セブン・スターズ" を訪れよう。このパブは最近400周年を迎えた。もとはオランダの7つの州にちなんで "the League of Seven Stars"という名前だった。初期のお客さんは17世紀にこのエリアに定住したオランダの船乗りだが、現在は弁護士や法科大学の学生が食事や飲み物を楽しんでいる。

 特徴的なのは、非常に小さいパブだということ!メインバーは長いがとても狭く、絨毯が敷かれ、壁には黒い梁があり、興味深い写真やオーナメントが飾られている。パブのオーナーも呼び物のひとつで、地元の有名人であるロキシー・ボジョレーは彼女の気分が乗れば一日中おいしい料理をだしてくれる。バーの後ろで彼女の本が買えるので、おもしろいおみやげを探している時にいかがだろうか?
紹介したパブについての詳しい情報、地図、写真など次ぎのURLで入手可能。 ■ http://www.pubs.com/


Philのオススメ!ロンドンのパブ: Paddington パディントン周辺

2005 2/23 レポート:Phil ( photographs by Phil Taylor) 原文を読む/ read in English

 ハイド・パークへ行ったことがある、またはロンドンの西地区やヒースロー空港に向かうためにパディントン・ステーションに行ったことがあるなら、あなたは西ロンドンの典型的な建物が並び、ユニークなパブのある地域に行ったということだ。

 ちょっと見つけるのが大変だが、W2地区の4 Bathurst Street に「Archery Tavern(アーチェリー・ターバン)」というパブがある。ビクトリア・ゲートと有名なハイド・パークのイタリア噴水(ランカスター・ゲート駅が一番近い)近くのベイズウォーター・ロードの北だ。このパブの隣にあるアーチのある通りは「mews(ミューズ:馬小屋の並んだ広場)」に続いている。メイン・ストリートの古くて狭い石畳の裏通り。Mewsは馬小屋とロンドンの各地区の裕福な家庭の厩舎の職員たちが住む場所だった。現在では多くのMewsがとてもトレンディーになり、住んだり働いたりするにも高価な場所となっている。

 しかし、このターバンの隣あるmewsは今でも乗馬学校の厩舎として使用されており、おかげでパブはカントリーサイドの雰囲気を楽しめる。夏に外に座って飲んだ時などは特にそんな気分になる。ドーセット州で醸造されたBadger ales(バッジャー・エール)が飲めるので、さらにカントリーサイドな気分だ。

 ここから歩いて直ぐの距離にパブ the Victoria(ヴィクトリア 10a Strathearn Place W2)がある。三角の形をした角地のテラスだ。

 内装は本物のヴィクトリア様式。背の低いバー、今でもちゃんと利用されている暖炉、鏡、装飾ガラスにタイルでデコレートされている。ほとんどジン・パレスのようだ。マネージャーと彼の奥さんもフレンドリーで伝統的なFullers ales(フューラーズ・エール)が飲める。食事も素晴らしいし客たちもビジネスマンや外交官、地域住民など様々で面白い。地元のスケートチームがたまにここで待ち合わせをしているらしく、それがまたなんとも面白い。




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