ロンドンの地下鉄料金はドンドン値上がりして、現在驚きの片道4ポンド(2007.06.16現在1ポンド約=246円)!しかしオイスター・カード(Oyster Card)、トラベルカード(Travel Card)を利用することによって、安く済ませることが可能です。
 交通機関が素晴らしく発達しているロンドンでは、観光名所を巡るにも地下鉄やバスを利用するのが楽しいですよ。地下鉄もサイン、地図ともに分かりやすいのでツボさえ押さえればなんの心配もいりません。ロンドンの治安も大都市の割に良いので、スリやサギにさえ気をつけていれば危ない目に会う事は少ないと思います。一人旅でもグループ旅行でも普通の交通機関をフルに活用してください。
last updated : June 2007


ゾーン制

 ロンドンの交通機関の運賃はゾーン制です。街の中心部からドーナツ状にZone1, Zone 2。中心から離れるほど数が大きくなって Zone 6 まで存在します。ヒースロー空港はZone 6。Zone1を通る場合の地下鉄片道料金は一律4ポンド。Zone1を通らない場合は3ポンドです。基本的に日本の様に乗り越し精算ができません。バスはロンドンのほとんどの路線で片道一律£2.00です。
 観光客が泊まるホテルや観光名所のほとんどはZone1&2内に収まってしまいますので、トラベル・カードを利用するならZone1&2のものでOKです。
 最新の料金や地下鉄地図などは「Transport for London」で確認できます。


Travelcardは強い味方

 2007年4月から交通料金の大幅改正があり片道料金は果てしなく高いものとなってしまいましたが、オイスター・カード(Oyster card、後述)を作るか、ワンデイ・トラベルカード(Day Travelcard)を購入するかすれば、賢くロンドンを観光することが可能です。

 トラベル・カードは地下鉄駅で購入できる他、Transport for Londonのシールが貼ってあるお店でも購入できます(写真は商店の前にでていた看板)。有効ゾーン内なら地下鉄、バス、列車などが一日乗り放題です!Zones 1 & 2で通勤ラッシュの時間もつかえるpeakなら£6.60、平日9:30から使える(土日祝は始発から)off-Peakで£5.10。ちょっと長めに滞在するなら7days Travelcard £23.20(Zones 1 & 2)が割安です。

 バスしか乗らないのならOne-day Bus Pass(ワンデイ・バス・パス)がお得。ロンドン内£3.50


一番お得、Oyster card

 東京のパスモ、大阪のピタパと同じように、プラスチックのカードにお金をチャージして使います。カードを作る時にデポジットとして3ポンドとられますが、カード解約時にはカードの残金とともにデポジットの3ポンドも返金してもらえます(デポジット以外の残金が5ポンドを超える場合はチェックでの返金になるので要注意!:友人junkoさん談)。残金のチェックはゲートでも可能ですが、見づらいので発券機についている黄色くて丸いカードリーダーにかざして確認しましょう。

【どこで購入できる?】

 地下鉄の窓口やオイスター・チケット・ショップ(ニュースエージェント=商店でオイスターのシールが貼ってあるお店)で購入可能です。ヒースローから地下鉄で街まで来る人は空港内のツーリスト・インフォメーションで購入するのがオススメ。色々教えてくれるそうです(junkoさん談)。

 基本的には「オイスター・カードを作りたいんですけど…/I would like to make an Oyster card.」と係員に告げ、「ペイ・アズ・ユー・ゴーで10ポンドチャージしてください/Pay as you go. Charge 10 pounds, please.」などと言えば良いです。クレジットカードでの支払いも可能。

【どれだけお得?】

 現金だと片道4ポンドの地下鉄料金がオイスター・カードで支払えば1.5ポンドで済みます!しかも例えば、オフ・ピーク時でZone1&2内を一日中、地下鉄・バスを使ってウロウロしたとしてもワンデイ・トラベルカード5.10ポンドより安い4.60ポンドなのですっ!
 沢山交通機関を利用した日はMax4.60ポンド(ラッシュ時にのると6.10)、バスを1回しか利用しない日は1ポンドと自動的にチャージされます。いちいち「どれがお得か?」考える必要なし。

 バスに乗るにも随分お得です。現金なら片道2ポンドですが、オイスターカードで支払えば片道1ポンド!しかもその日一日何度バスを乗り降りしても3ポンド以上はかかりません

 オイスター・カードはPay as you goの他にTravelcardを選択できます。1週間以上ロンドンに滞在し、毎日あちこち巡るなら7days TravelcardやMonthly Travelcardを選択した方が安いでしょうが、私も詳しくはないので係員に相談してください。

【トップ・アップの仕方と注意点】

 左の写真のような発券機が地下鉄駅に設置されているので、真ん中の黄色い丸いカード・リーダーにオイスター・カードをタッチします。残金が表示され「Top up」の選択ボタンが表れるので、あとは表示にしたがってください。
 ここでもクレジットカードでの支払いが可能です。日本語の表示選択もあるのですが、オイスターカードのトップアップはできなかったような…(記憶が曖昧)。

 改札口でもそうですが、正しくカードを読んだ場合にはピッと音がして緑のランプが点灯します。何度もいいますが、イギリスの交通期間は後払い清算ができないのでカードの残高はこまめにチェックしたほうがいいでしょう。

 あっさり作ってくれるオイスター・カードですが、長期滞在でオイスターのトラベルカード(定期券)を作る場合はキチンと申込み用紙で申請してパスワードなどを設定したほうがよいと思います。していないと紛失・盗難にあった場合でも返金・再発行に応じてくれません。

 このページの右側のコラム上部にトップアップの模様をQuickTimeMovieでアップしておきました。

【解約の仕方】

 地下鉄窓口で「カードを返却したいんですけど…/I'd like to return this Oyster card.」と言えば手続きをしてくれます。先ほども述べましたが、残金が5ポンド以上の場合はチェックになってしまうようなので、上手くトップ・アップして残金は5ポンド以下にしておきましょう。カードに破損などがなければ、デポジットの3ポンドも一緒に返却してくれます。


地下鉄・バスの乗り方

ロンドンの地下鉄切符自販機 現金で地下鉄の片道切符を買うとゾーンにかかわらず4ポンドと高いので、上記のようにオイスター・カードを買うか、ワンデイ・トラベルカードを購入してください。

 発券機の上部に赤い表示がありますが、ココが"CHANGE GIVEN" じゃないとお釣がでません。お釣がでないマシンの表示は "EXACT MONEY ONLY" となっています。
 ワンデイ・トラベルカードは自分が必要とするゾーン(観光客は大抵Zone 1&2で足ります)のチケットを購入してください。
 最近ではタッチパネル式で様々な言語に対応した発券機が導入されており、観光客が良く使う大きな駅なら日本語表示(タッチパネルで日本の国旗を押すこと!)で切符を買うことが可能です。

 改札は日本と似たようなカンジですが、チケットを改札機に入れて、出てきた場所から引き抜かないとゲートが開かなかったりします。慣れればなんの問題もないんですけどね。あとエスカレーターには"Stand on the right please"と標識がありますので、右側に立って左側は急ぐ人用に開けてください。混雑している列車が駅に到着した時、入口付近の人は一度プラットホームへ降りて、その駅で降りる人のために場所を開けます。降りる人がいなくなったらまた列車に乗り込み、その後駅で待っていた人達が乗り込みます。

 さて、バスの乗り方ですが、まずはバス停についてお話しましょう。バス停の雰囲気は日本とたいして変わらないのですぐにわかると思います。街の中心からバスに乗るときは気にしなくてよいのですが、ちょっと郊外のバス停は注意が必要です。と言うのも、バスが近づいてきたら真横に手を突き出して「乗る」という意思表示をしないと止まらないバス停が存在します。
 バス停を注意深く見ると、赤の地色に白抜きのトランスポート・フォー・ロンドン・マークで"Request Stop "と書いてあります(右の写真参照/必ず止まるバス停は白地に赤のマーク)。

 何番のバスがその停留所に止まるのか表記してありますので、自分が乗りたいバスの番号が掲載されているバス停を探してください。薄いブルーの枠頭にNがついているバスはナイトバス(深夜運行バス)です。右の写真グレーの部分に書かれている"Tower Bridge Road"というのがこのバス停の名前で、その下の"towards Rotherhithe"は「ロザーヒース方面」という意味。

 待ち合い室にはバスの路線図と付近のバス停の場所などが貼られているので、そちらもチェックしてみてください。

 最近はほとんどがワンマン・バスになりました。ロンドンの中心街で写真のようなバスチケットの自販機が設置されている場所はバスに乗る前に、その自販機で切符を購入する必要があります(バス・パスも購入可能)。
 トラベル・カードを持っている人はそれを見せればOK。オイスター・カードも乗る時にピッと丸い黄色いカードリーダーにタッチしておきます。

 降りるバス停の少し前でブザーを押し、バス停についたらバスの中央にある出口から下車します。ルート・マスター(古いタイプのバス。下の写真)の場合はバスの後部に大きな入り口がついているので、そこから乗り込み車掌さんに料金を払うかトラベルカードを見せるかします。現在は格段に数が少なくなってしまいましたが、
 わざわざ見せにいかなくても、席に座っていれば車掌さんが回ってきます。ラッシュ時などは止まるはずのバス停を無視して行ってしまうバスがあります。日本人の目からみれば「まだ乗れるのになぜ?」と思うのですが、バスに立って乗っててもOKな人数が決められており、きわめて小人数らしいです。

 バスの路線図も「Transport for London」で入手可能。


オススメ!路線バスツアー

二階建てバスロンドンの絵葉書などに良く登場する赤いダブルデッカー・バス。残念ながら昔から走っている鼻が出っ張った『ルート・マスター(Route Master)』は数が激減しているようです。しかし二階建てバス自体はたくさん走っています。ニ階席は眺めもよいですし、これは乗らなきゃソンですよね。ただ、バスにはどこに連れていかれるかわからないという恐怖感もあることは確かです。

 オススメはまずはロンドンの中心部の観光を済ませまて、なんとなく中心街の街並を頭に入れておきます。その後、地下鉄でノッティング・ヒルゲートでもハロッズのあるナイツ・ブリッジでも、どこでもいいので街の中心からちょっと外れた駅まで行き、そこの観光を済ませた後、『街の中心に戻ってくるバスに乗る』のです。すでにロンドンの中心街は見ていますから、正確にどこかはわからなくても自分が「街の中心」にいるかどうかは判断つきますよね。街の中心ならどこで降りても近くに地下鉄駅がありますから、あとは安心です。

 どうしてもルート・マスターに乗りたい人は「15番」のバスを選ぶと良いでしょう。これは観光にもオススメのルートを走ります。右側の写真はルート・マスターの停車用ベル。天井に紐が張ってあるので、ソレを引っ張ってチリリンとベルをならして降りる意志を表示します。

パディントン駅(Paddington Station)→オックスフォード・ストリート(Oxford Street)→リージェント・ストリート(Regent Street)→トラファルガー・スクエア(Trafalgar Square)→セント・ポール(St. Pauls)→キャノン・ストリート(Cannon Street)→ロンドン塔の近く(Tower of London)→オールドゲート(Aldgate)→さらにロンドンの東地区へ。

 あたりまえですが、ポイントは反対方向のバスに乗らない事!街に行くバスの多くは Tottenham Court Road とか Oxford Street 、Charing Cross Station 、Piccadily Circus などの表示になっています。上記に紹介したサイトからバスマップも入手できるので、街の中心の方向を確認し、不安ならバス停で待っている人に訪ねてみましょう。ちなみイギリスは日本と同じく右ハンドルの左側走行です。
 あまり英語は得意じゃないけど、なんとしても路線バスに乗ってみたい方のために『なんでもコラム!ハマースミスでおみやげお買おう!』でモデルルートを説明してみました。

 時間があり、普通とはちょっと違うことがしたい人にオススメなのが『でたとこバス観光』です。ロンドンに住んでいる時にたまにやっていたのですが、私はこれが大のお気に入り。まず、オイスター・カードか、OneDay Travle Cardのフルゾーン(Zone 1 to 6)を購入します。これでどこまで行ってもOK!乗り越しペナルティーにおびえずに済みます。ホントにバスしか乗らない人はワンデイ・バスパス£3で良いのですが、迷った時のために地下鉄や列車にも乗れるトラベル・カードの方が心強いです。
 で、現在自分がいる地点から適当にバスに乗ります。あとは気が向いたところで降りて観光し、また違うバスに乗って見知らぬ場所に行っちゃいます。これで私はインド人だらけの町に辿り着きました…。ホントにインド(もしかするとパキスタンかも)の人しかいないんです。日本人の私は浮きまくっていて、さすがにすぐにその場所を離れました。でも、バスまかせの一日旅は色々な発見と驚きがあるのです。
 あ、『でたとこバス観光』にチャレンジする方は念のため、なるべく汚い格好でお金や荷物も必要最低限でお出かけください…。

左の写真は列車のチケットです。ロンドン郊外にでかけるときに必要になります。どの方面に向かうのかで利用する駅が異なります(ケンブリッジ、スコットランドなど/キングスクロス。バース、オックスフォード、ストラトフォード・アポン・エイボンなど/パディントンetc)。各駅のチケット売り場で係員に行き先、往復か片道かなどを告げて切符を買うことになります。いずれ列車の使い方の特集もやりたいなぁ〜。



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地下鉄のエスカレーター
↑地底深く走っている地下鉄路線はエスカレーターで延々と下る。

ロンドン交通関係の動画

※無料のQuickTimePlayerが必要です

■Oyster cardをトップアップ!
オイスターカードをトップアップする時の発券機はこんなカンジです。(QuickTime形式)

■Oxfordstreetを走るバス
オックスフォードストリートを走るバスの動画です。(QuickTime形式)

■バスからの眺め
オックスフォードストリートを走るバスの中からの映像。(QuickTime形式)

■Oxford Circusのアナウンス
音声のみ。音はよくありません。(QuickTime形式)


↑地下鉄の運行状況・トラブルなどをつたえるお知らせ掲示板。
"NO JUBILEE Line SERVICE BETWEEN WEMBLEY PARK AND WATERLOO.
SOUTH BOUND CUSTOMERS PLEASE USE THE BALKERLOO LINE FROM PLATFORM NO.8 AND CHANGE WHERE NECESSARY.(ウェンブリー・パークとウォータールー間、ジュビリー線運休中。南方面に向うお客様は8番プラットフォームからベーカールー線を利用し必要な駅で乗り換えて下さい)などと書いてある。

オススメ
LONDON観光マップ

↑とにかく携帯に便利な小さい地図が欲しい方にはオススメ。縦9.5cm×横13.5cmほどで、観光客用には十分な広さをカバーしてある。地下鉄地図や主要バスルート付き。


↑折り畳んだ状態だと、縦16.5cm×横11.3cmくらいだが、広げるとかなりの大きさ。その分小さな道や公園、ホテル、主要な建物の名前もしっかり掲載されていて、主要道路も黄色に塗られていて見やすい。地図の裏側には観光スポットの説明があったり、道路名がインデックス表示されていて、探し物にも役立つ。


↑こちらはもっと広い範囲で調べたい時に役立ちます。観光用というよりは現地に住む人向け。ミュージアムなど住所を先に知っていて、どこにあるのか知りたい場合には非常に重宝します。留学予定の方は学校の詳しい住所やステイ先の場所をチェックするのに必需品!